3月 2008 のアーカイブ
金ぴか霊柩車イヤ 火葬場締め出し150カ所
金箔(きんぱく)で豪華な装飾を施された車に乗せられて、人生最後の旅へ——。そんな光景が街中から姿を消しつつある。周辺住民の反対で「宮型」と呼ばれる霊柩(れいきゅう)車の乗り入れを禁じる火葬場が増えていることに加え、人々の間でも「派手な葬送」を敬遠する傾向が強まっているためだ。葬祭業者などは「日本の伝統文化」と再考を求めるが、旗色は悪い。
宇都宮市は1月、来年3月から稼働する新しい公的な火葬場について宮型霊柩車の乗り入れ禁止を決め、葬祭業者53社に伝えた。
新火葬場の稼働は地元の反対から予定より2年遅れており、「住民の総意」(地元の自治会長)という乗り入れ拒否を、市も受け入れざるをえなかった。建設中の火葬場近くの主婦(67)は「自然と葬式が思い浮かぶ。毎日見るのは気分が良いものではない」と話す。
昨年6月から稼働した千葉県印西市の火葬場も宮型を禁止した。88年に建設地を決めて以来、20年近く地元との協議を重ねた結果だ。担当者は「地元に『迷惑施設』の建設を理解してもらったことを踏まえて判断した」。
全国霊柩自動車協会(東京)加盟の葬祭業者(約1500社)が所有している宮型は約1500台。ピークだった98年の約2100台が徐々に減ってきた。
宮型の火葬場への出入り禁止は90年ごろから目立ち始め、同協会によるとこれまでに少なくとも24都府県の約150カ所に上る。古い火葬場を移転したり建て替えたりする際、周辺住民の反対を受ける例が増え、話し合いの中で条件としてのむことが多いという。
こうした地区ではやむを得ず、装飾の無い洋型やバス型、バン型の霊柩車を使ってもらうことになる。だが近年は、火葬場への出入りの可否とかかわりなく、宮型を希望する遺族が減っているという。地域差はあるが、宇都宮市のある業者は「豪華な葬儀を望む高齢者を中心に全体の2割程度では」と話す。
長男の頭刺した母逮捕 意味不明なことを叫ぶ 茨城
30日午前3時5分ごろ、茨城県神栖市神栖の民家で「血だらけになっている人がいる」と近所に住む女性から110番通報があった。鹿嶋署員が駆けつけたところ、この家に住む私立高1年の長男(16)が血まみれで倒れているのを発見、病院に運ばれたが意識不明の重体。同署は、長男を刺したことを認めたため、殺人未遂の疑いで母親(46)を逮捕した。
調べでは、長男は後頭部などを刃物のようなもので刺され、玄関前で血を流して倒れていた。母親には通院歴があり、逮捕時は興奮状態で意味不明なことを叫んでいたという。
地方公務員の夫(46)と3人暮らし。事件当時、夫は就寝中だった。物音に気づいた近所の女性が通報した。
魔法のキス、ピンチ救う 智弁和歌山バッテリー
智弁和歌山の捕手・森本が投手の林に魔法のキス。8回のピンチでマウンドに駆け寄り、林の左ほおにぴったりと唇をあてた。
緊張しがちな林をリラックスさせるための「おまじない」という。昨秋の近畿大会準々決勝で救援登板したときに試したら、林が残り7回を無失点に抑えた実績がある。
ほおを腕でぬぐって苦笑いした林だが、この日も効果は絶大。三振でピンチを切り抜け、「あとは笑顔で投げられた」と照れていた。
(30日、選抜高校野球3回戦、智弁和歌山2—1宇治山田商)
日本から有害廃棄物 フィリピンへ、再使用品名目で
日本の一部業者が有害廃棄物を「再使用品」の名目で、処理費用込でフィリピンに「輸出」していることが、フィリピン政府当局者や廃棄物処理業者の証言で分かった。監視体制の甘い途上国が先進国の「ゴミ処分場」とされていることが明らかになった。
日本とフィリピンは、物品やサービスの貿易自由化を柱とする経済連携協定(EPA)を締結している。しかし、フィリピン側には「日本の有害廃棄物受け入れを容認する」ことに反発が強い。また、海外の業者に金銭を支払い廃棄物処理を依頼することは、日本の「廃棄物処理法違反」に当たる。更にEPA発効に影響を与える可能性もある。
フィリピンの貿易産業省によると、日本は金属やテレビなどの中古家電計60種以上が再使用品として輸出されている。しかも実際には有害廃棄物の移動を規制するバーゼル条約の対象となる「再使用不可」の状態のものが多く含まれ、同省当局者は日本の業者が廃棄物の処理費用を支払っていることを認めた。
携帯注意の男性死なす 松阪、58歳容疑者がバス内で暴行
バスの車内で携帯電話の通話を注意した男性に暴行を加え死亡させたとして、三重県大台町佐原在住の中田義一容疑者を送検した。
中田容疑者は26日16時40分頃、松阪競輪場発松阪駅行きのバス車内で、大声で携帯電話で話している時、四日市市小杉町在住の鈴木護さんに「やかましい」等と注意され、腹を立て暴行を加えた、との調べである。
バスが駅に着いた後も中田容疑者は鈴木さんの体を押さえ続けていたため、運転手が近くの交番に通報。署員がバスから降ろして、両名から事情を聴こうとした直後に鈴木さんは意識を失い、約12時間後に死亡した。
司法解剖の結果、鈴木さんは首などを圧迫されたことで低酸素になり、心停止状態から腹膜炎を起こして死亡につながったと判明した。同署は暴行の現行犯で逮捕した中田容疑者を傷害致死容疑に切り替えて送検した。中田容疑者は、「大勢の人がいる前で注意されて腹が立った。死ぬとは思わなかった」と供述しているという。




